“
再現性低下の信奉者の一人、ジョナサン・スクーラーは、「オープンソースのデータベースを設置し、研究者はそこに研究計画の概要とすべての結果を提出することを義務づけるよう推奨する」と言う。すなわち、あらかじめどのような実験をするかを述べておいて、さらに、結果の如何にかかわらずそれを公表するということだ。大部分の結果は否定的になるだろうが、それによって肯定的結果は、将来の実験に対してさらに堅牢で強固になる。
この元の文章に記されているような、顕著な「再現性の低下」がどの程度ほんとうらしいのか、私にはよくわからないが、「研究計画の概要とすべての結果をデータベースに公開することを義務付ける」ということをベースにした研究の進め方は、少なくとも研究室レベルではうまくいくのではないかな、と思った。すべての結果を公開することを前提とすることで、研究者の技術の向上、倫理性の向上、研究の質の向上、などをトレーニングしていくことが可能だろうし、そういうことができていれば、営利企業・公的機関など、どのフィールドにいっても対応できる研究者を教育できるのではないか。